JA303G / JA123F の社内Journey Log(訓練・点検・地上滑走・同一空港を除外)を正データに、大圏直行時間と実飛行時間の関係を定量化。運航計画での飛行時間見積りに使える変換式を提案する。
超過分(実 − 直行)は上昇・降下・出発進入方式(SID/STAR)・ベクタリング・風の合算。距離に強く比例せず、ほぼ一定の「固定オーバーヘッド」として効くのが今回の最重要点。
| 区分 | 便数 | 平均距離 | 直行(分) | 実(分) | 超過(分) | 実/直行 |
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点が右肩上がりの一本の帯に乗り、原点ではなく縦軸の +20分前後から立ち上がるのが見える=短距離でも最低限の固定時間がかかる。緑の「定数倍」線は短距離で点群の下(過小)、長距離で上(過大)に外れる。
| モデル | 式 | MAE(分) | RMSE(分) | R² |
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MAE=平均絶対誤差(小さいほど良い)。定数倍が最も誤差大。加算と線形はほぼ同等、空港方向補正を足すと最良。
固定オーバーヘッドの実態に最も近い発想。電卓で即計算でき、誤差も小さい。短距離〜長距離まで素直。まず採用するならこれ。
誤差が最大。固定の上昇降下時間を距離に比例させてしまうため、短距離を過小・長距離を過大に見積もる。計画用には向かない。
線形に「羽田発着 +7〜8分/成田発着 +6〜10分」を加える。首都圏ターミナルの混雑を反映でき最も正確。運用が許すなら推奨。
「直行+20分、羽田・成田の発着だけ+30分」。暗算できる簡単さで精度は最良モデルとほぼ同等。覚えやすく現場運用に最適。
いずれも残差は約±8〜10分(風・当日のATC・滑走路運用による不可避のばらつき)。計画は「直行+固定分」を基本に、首都圏発着便だけ数分上積みするのが、単純さと精度のバランスで最適。
実飛行時間から推定した巡航GS(固定オーバーヘッド20分を差し引き、大圏200km以上の便のみ)。パイロットの高度最適化を含んだ「実現値」。方位は出発→到着の経度変化で東向き/西向きに分類。
| 季節 | 東向き 巡航GS | 西向き 巡航GS | 東西差 |
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| 季節 | 東向き | 西向き | 南北寄り |
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プラス=モデルより延びる(向かい風)/ マイナス=短縮(追い風)。冬は東向き短縮・西向き延伸が顕著、夏はほぼゼロ。